ずりばいして、お座り。そしてつかまり立ち。
昨年の秋に第三子を出産して、その子ももうすぐ八か月になる。
ふにゃふにゃの新生児だったのに、あっという間に、ずりずりしながら自分の行きたいところへ自分で行けるようになっている。そしてちょこんと座って、気に入った物をなめなめしている。
この奇跡のような成長を間近で見れて感じられる幸せを思えば、夜中に三回起こされようと、ボトルを倒されてそこからお茶が漏れようと、文句を言う気にもならない。
君は今、何を思い、考えているのかな。
知ることはできないけれど、すべてを吹き飛ばす笑顔や必死にカラカラを鳴らす姿は、わたしに生きることの意味そのものを教えてくれているような気がする。
わたしたちは、自分ではどうしようもないことにぶち当たったり、それを乗り越えたり乗り越えられなかったりしながら、それでも少しずつ成長して生きているのかな。
奇跡に囲まれて、眠る
生後6ヶ月の息子の寝息が、寝室に静かに響いている。6歳と4歳の娘たちは、それぞれの寝相で眠っている。
卒園式は明日。
長女が明日、卒園する。
新しくて大きめの制服を着せて、家族みんなで幼稚園までの道を歩いた日から三年。
昨日のことのように思い出される、わけではなく、三年間を確かに過ごしたわけだけれど、この三年間で長女もわたしも、確実に成長したと思う。
人見知りで、クラスの誰とも話さない日々がしばらく続いた、年少のころ。心配で、裏から幼稚園を覗いて姿を探したことも、幾度となくある。
そして、クラス全員へのメッセージカードをせっせと書いている、目の前の長女。
一つ一つの経験をわたしは知らないけれど、彼女が過ごした三年間を、まるごと抱きしめてまた一歩ずつ進んでいってほしいと思う。
わたしも、自分の人生を、がんばらねばと思う。そういう母でありたいと思う。
何度経験しても、やっぱり、人間がこんなことしていいのか、と思うこと
三度目の出産をした。
なんとなく3人育児への憧れはあったので、できたら嬉しいしできなくても仕方ない…という感じのゆるい妊活はしていたが、本当に妊婦になってみると、みるみる大きくなっていく自分のお腹が、どこか現実の出来事じゃないような気もする、不思議なマタニティ期間だった。
初めての出産を終えたとき、痛みも含めたその壮絶さに驚き、我が子が生まれた感動はどこへやら、こんなことを人間が経験していいのか!?麻酔というものがあるのに??という考えが頭の中でぐるぐる回っていた。
みんなよく何度も出産してるな。
頭がおかしいんじゃないか(すみません)。
わたしはもう二度とできないな。
もし2人目が欲しくなったら、養子をとるのもいいかもしれない。アンジェリーナジョリーだってそうしてる。
初めての出産直後、リアルに考えていたことだ。
それなのに、3回も出産したとは。
子どもを育てるのは大変なことだけど、それと同じくらい感動的なことで。そして、陣痛の痛みや出産の壮絶さが日々の大変さや温かさや感動で薄れていくのだと思う。それである日ふと思ってしまうんだな。もう一人…。
通園と天気
暖かくなってきて、毎日爽やかに幼稚園の送り迎えができる。わたしは幸い花粉症でもないので、春の訪れを素直に喜んでいる。
未就園の下の子と一緒に通園するのは思いのほか面倒なことが多いもので、それだけで帰ってきてからひと息つきたい気分になる。ちなみに普段は子乗せ電動自転車で前に下の子、後ろに上の子を乗せて通園している。
雨の日は最悪で、弱雨ならばまだいいけれど、ざーざー降りの日は泣きたくなる。
まずは自分はレインポンチョを着る。そしてキャップを被った上からポンチョのフードを被り、キュッと首元を締める。
そう、わたしはメガネをしている。このキャップのつばが無ければ、メガネが雨に濡れて、前が見えなくなる。
そして、意外に大切なのは長靴。
先程も言及したが、下の子は2歳なので、雨の中をしっかり歩くことはほぼ不可能だ。レインカバーをしたベビーカーに乗せるしかない。ベビーカーを押しているため足元が見えづらいので、不意に水たまりに入ってしまうこともある。スニーカーだと結果的に靴下まで濡れることになってしまうのだ。
次に、幼稚園児にレインコートを着せて傘を持たせる。もちろん長靴もはかせる。
ここまでで、わたしはもう嫌気がさしてくるのだが、いかがだろうか。
さらに、上の子の傘と長靴を見て、既にベビーカーに収まっている下の子が、自分にも傘をよこせ、長靴をはかせろと騒ぐことも想定内だ。
こんな感じで、いざ出発、となるのだが、幼稚園に着く道すがら、上の子に傘をちゃんとささせて道の端を歩かせることや水たまりに入らないようにいちいち声かけをすることも、全てベビーカーを押しながらである。下の子は標準より重い14キロ。車通りの多い場所では、片手でベビーカーを押しながら、上の子と手をつなぐこともある。
上手に出来たときは自分を褒めたいくらいだ。そして、てるてる坊主のような姿の自分のことは、極力気にしないようにしている。
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娘が2人いる。
4歳のちょっと神経質な姉と、
2歳の図太い妹。
姉妹だから、少しくらい似ているところがあってもいいのに、驚くほど正反対な性格の姉妹。
その振り幅に母であるわたしがついていけず、あたふたした子育てをしている。
いつもいっぱいいっぱいなので、なかなか面白がる余裕がないのだけど、生活の中で面白いと思ったこと、興味深いことや、たまには夫の愚痴なんかも書きたいと思う。